どうやら最近の僕は睡眠というのを求めているようでどれだけ早寝を心がけても夕方にはとても眠たい。
今日もそうであった。
家に帰ってすぐに米を炊いて本を読んでいたら気がつくとベッドに横になっていた。
目を閉じてどんどんと暗闇の中に身体が溶けていくのを感じ完全に睡魔に抗うのをやめた時だった。
ピーーーーーーーーーーーーーッと怪鳥がけたたましく叫ぶ声が聞こえて飛び起きた。
僕は心臓がバクバクなっているのを感じる。
外は完全に真っ暗になっていた。
日本もとうとう世紀末かと感じて取り乱す僕を炊きたてのご飯の香りが落ち着かせてくれた。
炊飯器からあがる湯気を眺めながら僕はiPhoneで「炊飯器 音 うるさい」と検索する。
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