こんばんは!
昨日の喫茶店での話です……
朝というには遅すぎて、お昼というには早すぎる時間の人が少ない喫茶店で文庫本を読んでいると、近くに40代くらいのスーツ姿の男女が座った。
二人は静かに昔話をしながらUNOをはじめた。夫婦というより同級生のカップルという感じだった。
じつに楽しそうなUNOだった。
そして、じつに不思議なUNOだった。
カード自体は何も変わったところがないごく一般的なUNOのカードだったけれど、本当にUNOをしていたのかどうかは分からなかった。なんだかとても気になる。
でも気になるからといって二人の世界に首を突っ込むのは何だかとても野暮なことだと思うので、文庫本を読むふりをして二人のUNOをぼんやり眺めていた。
二人は5回くらいUNOをしてニコニコしながら店を出ていった。
どちらが勝ったのか?
分からなかった。二人は勝敗に全く興味がなさそうだった。
勝ち負けなんかなかったのかもしれない。
なぜUNOだったんだろうか。
たぶん、あのUNOは楽しい思い出を蘇らせて愛を確かめる儀式のようなものだったんだと思う。
よく分からないけれど、僕も20年後喫茶店で女性と静かに昔話をしながらUNOを楽しめる男になろう。
だから、次の巡業から鞄にはつねにUNOを隠し持っておこう!
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