別れを告げてからもう四年は経つと思うのですが、、、
二度とできないんだろうなと思うと、どうでもいいようなことも重要なことだったんじゃないかと考えてしまいます。
浜頓別から網走へ走るバスに乗りながら、その二度とない丸みを帯びた甘い味や香りを思い出してしまいます。
僕は今でも手を加えれば味わうこともできるのかもしれないけれど、もうあの頃には戻れません。
なぜなら私はサメではないから、なぜならそれは永久歯だったから、なぜなら私は差し歯だからだ。
横浜に戻ったら、先日の札幌大会で負傷した前歯を差し歯にしなければならない佐藤選手も、もう二度とリンゴを丸かじりすることはできなくなると思うけれど、それについて絶望しないように今のうちに教えてあげようと思います。
差し歯になるとリンゴを丸かじりすることはできないんだ。
それは私も青木も、もう二度とできないんだ。
だから、リンゴは皮を剥いて食べよう。
そして、りんごジュースを飲もう。
それでも時々思い出してしまうけれど、人間というのは何かと別れる経験を積み重ねて大人になっていくんだよと教えてあげようと思います。
それでも大人になりきれない僕は、海を見ながらリンゴを丸かじりすることを考えてしまいます。
丸かじりの音が聞きたい(●ﾟ◇ﾟ●)
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